刺絡

こんにちは、ゆず鍼灸治療院の袴谷です。
久々のblogになってしまいましたが、ご覧いただきありがとうございます。

コロナウイルス感染症の蔓延防止のため、院内の換気や手指の消毒、体調管理等に気をつけつつ営業しております。

刺絡(しらく)という方法

当院のホームページをご覧頂くきっかけとして、「刺絡」や「瀉血」といったワードで検索されてヒットすることがあるようで、
毎日数名の方が当blogの刺絡カッピングなどを読んでくださっているようです。

お読み頂いた方、ありがとうございます<(_ _)>


そのblog内でも綴らさせていただいておりますが、
「刺絡」とは鍼術の1つの方法で、皮膚や経穴、経絡などに三稜鍼などを用いて少量の血液を放出させることで、気血の流れを疎通させてあげることが目的となるものです。

 

 

少量とはいえ鍼によって出血させる方法ですので、
お悩みの症状によっては適応・不適応がございますし、
その方の体調・体質・状態等により刺絡は行うべきでないこともございます。


改善!?

検索していただいた方の中には、
刺絡をおこなうことで劇的な症状の改善を期待される方もいらっしゃったかもしれません。
もししくはSNSで見たから、興味があってとお考えの方もいるかもしれません。

 

 

通常の鍼治療にも言える事ですが、
残念ながら魔法のように1回で良くなる、お悩みが解決するなんてことはございせん。


なぜなら今あなたがお悩みの症状は、これまでに蓄積してきたコリや疲労、
身体のアンバランス(筋力や柔軟性など)が大いに関係しているからです。


皆さまが1~2回の施術でお身体を良くしたいお気持ちは十分に理解しているのですが、
やはりそんなに都合よくいくことはありません<(_ _)>

刺絡カッピング
刺絡カッピング

症状や状態と相談しながら

当院にご相談いただいた方の中には、鍼治療の回数をかさねることで症状が改善しつつも、もう1歩のところで停滞している方、実は〇〇(症状)でも困っていた方などがいらっしゃり、途中から刺絡を加えて施術している場合があります。


鍼治療を続けてきたことで、その方のお身体の状態や症状も把握でき、コミュニケーションも取れておりますので、刺絡という方法をおススメし受けてくださっている状況です。


以上のように、みな様のお身体の状態や症状によって刺絡という方法を取り入れております!

興味をお持ちいただきありがたいのですが、
「SNSで見たから」、「興味があって」ということでの
刺絡カッピングは行っておりません。
申し訳ございませんが、ご了承のほどお願いします。


瀉血とは、多血症などの病気に行われる方法で、静脈から血液を抜き取り血液総量(もしくは血液成分)を減らすことで病気の治療をするものです。これは「医師のみ」に認められている方法であり、我々はり師が行える方法は「刺絡」です。


ゆず鍼灸治療院
院長 袴谷
https://www.yuzushinkyu.com/