札幌市中央区の『ゆず鍼灸治療院』の袴谷です。
当院では、肩こり、腰痛、背中や足の張りといった筋肉の問題で出ているコリや痛みに対して吸い玉(吸角・カッピング)療法も行っております。ガラスやプラスティック製の缶を皮膚に当てて、缶内を陰圧にすることで皮膚を吸引します。
吸角・吸い玉
東洋医学には「痛則不通、通則不痛」という考え方があるのですが、痛みは気血が通じないから起こるのであって、気血が通じれば痛みは起こらなくなるという意味になります。もっと簡単に言うと血液循環を改善させることが大切ですという事です。
そのような考え方でこの吸い玉を行うと、血管は拡張し皮下の血流が増加するため局所の血液循環が良くなり、コリや痛みの改善につながると考えられます。
実際に受けられた患者さまの感想でも「吸われたところを中心に全身が温かくなった」、「なんだか腰が軽くなった!」、「マッサージ受けるよりスッキリした」といった声を頂いております。
吸引圧とジワっとした温かさ
ガラス製の物は適度な重さと火をつかって真空にすることで温かさが出てくるため、ガラス製の物をたくさん購入して使っております。プラスティックの物は簡単にでき、どのらいの圧で吸引しているか数字で見ることもできるため便利なのですが、軽すぎてしっくりこないのです。
鍼のようなズンッとした響きもないですし然したる副作用もないので、鍼灸治療に抵抗がある方はぜひこの吸い玉(吸角、カッピング)療法をお試しください。
デメリットしては、丸い痕が数日残ってしまう事だけです。これから肌の露出が減る季節ですから、痕はさほど気にならないかと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ゆず鍼灸治療院でした。